イギリス レスター大学
臨床医学分野で世界大学ランキング18位に輝く
イギリス、レスター大学は以前から臨床医学の分野では非常に卓越した研究成果を残していると評価されていましたが、2022年も2021年に続き2年連続で世界大学ランキング臨床医学部門*にて18位に輝きました。
この調査によると、レスター大学は臨床医学で世界のトップ18大学、英国では5位にランクインしています。今回の結果は、Research Excellence Framework(REF)**において、レスター大学の臨床医学分野の研究が、トップのケンブリッジ大学に次いで英国で第2位となったことを受けてのものです。
更に、前述の『GRAS』の2022年の結果では、レスター大学の他の5つの科目も英国でトップ20にランクインしていることが発表されました。コミュニケーションは9位、公衆衛生学は英国で10位にランクされ、また、人間生物科学は英国で17位、法学とコンピュータ科学・工学は共に19位にランクインしています。
この近年の「リサーチが強いレスター大学」というイメージは短期間に作られたものではなく、レスター大学に勤務している教授陣の個々のリサーチや論文が世界的に認められているという事実の積み重ねによるものです。この件に関して副学長(生命科学学部学長)のロビンソン教授は、次のように述べています。
「GRASランキングは、『学術論文や研究発表に際して引用される頻度』、『世界的に著名で論文のクオリティが高い学術雑誌への論文掲載数』、『著名な科学雑誌等で引用された学術論文からの引用牽引掲載数』など、6つの客観的評価によって世界の大学をランク付けしています。これらの評価により、レスター大学の臨床医学の世界ランキングは18位であったということで、臨床医学の分野での実績がまた一つ評価されたことになります」
「REF2021**(下記参照)で本学の臨床医学での研究が英国で2番目に優れていると評価されたのに続き、この評価はレスター大学での研究レベルの高さが世界をリードするものであるということの裏付けであると言えるでしょう。」
今後もレスター大学の各分野での活躍が期待されます
※ *Shanghai Ranking Consultancy’s Global Ranking of Academic Subjects (GRAS) 2022 より。このランキングは、自然科学、工学、生命科学、医学、社会科学を始めとした54の分野で論文掲載数などの客観的な資料を基にした調査を行い、96カ国・地域から5,000以上の大学を対象にしています。
※ **REF ランキングは、Times Higher Education (THE)が Research England のデータを分析・編纂した世界でもっとよく利用される英国大学の研究レベルを計るランキングの一つ。英国の157の大学が、研究成果の質、研究がもたらした実社会での利益を詳述した事例などを示す証拠について評価されます。詳しくはREFのウェブサイトをご覧ください。