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執筆者の写真ミキ ワグナー

買い占めを自慢するかのようなSNSで炎上。でもウチは大丈夫?

 買い出しの度に並ぶのは誰しもが嫌なもの。しかも『外出禁止令』という響きが不安心理を更に掻き立て、消費者は買いだめする為にスーパーに走りました。こういう時にお約束の様になくなるトイレットペーパーやティッシュペーパーに加え、今回イギリスのスーパーの棚から消えたのはハンドソープ、薬、スパゲッティやマカロニなどのパスタ類、トマトの缶詰やパスタソース、肉、卵、そして紅茶に小麦粉や砂糖。パスタやパスタソースが無くなるのは分かるのですが、なぜ小麦後??アフタヌーンティに欠かせないスコーンか、はたまたサンデーランチのマストアイテムのヨークシャープディングを作ろうとするのでしょうか・・・?(そんなのちゃんと作っている人なんて殆ど見たことがないですが・・・)


 中には左の写真の様に自慢げに大量の戦利品(?)をSNSにあげる人も見受けられます。


 そのパニックの翌週から新聞等で「食料品大量購入者が食べきれなかった食品を大量に廃棄している」ということが社会問題になりました。・・・考えれば当たり前の事ですが、パニックになるとやはり前後の見境が無くなってしまうものなのですね。


 と、聖人ぶったことを書いていますが、実際はやはり『どのくらい買いだめをしておけばいいのか』というのは非常に気にかかります。政府がどれほど「大丈夫です!充分食料品はあります」と言っても、実際スーパーで目にするのは怖くなるくらいの数の空っぽの棚、棚、棚。これで不安になるなというのが無理というものです。


 買い占める気も買い溜めする気もありませんでしたが、では実際に現在、家にどれくらい食べ物があるかということを調べてみることにしました。多少は備蓄があるはず・・・食料品を置いている棚、引き出し、冷凍庫などなどを物色します。

全く忘れ去られていた食べ物が棚から出るわ出るわ・・・

 ここにあるものは見つけた食品の4分の1程度。この写真だけ見ると、私も一緒になってスーパーで買いだめに走っていたと思われてしまいそうですが、ただ完全に忘れ去られていた食品を見つけただけです。結果として、3週間くらいであれば贅沢を言わなければ家族をしっかり食べさせられるだけの食品が見つかりました。グッジョブです。結局買い物には行きませんでした。


 リスは冬眠前にたくさんのドングリなどの木の実を冬の間の保存食として森のあちこちに埋めるそうです。ですがどこに埋めたか忘れてしまって、冬の間に探せなかったドングリなんかもあり、それが発芽して何十年も経つ間に森になっていくのだとか。ということは、頭のいいリスばかりで埋めたドングリを全部見つけたりすると森が育たない。つまりは森が育たないのでリスも生存できにくくなるということなのでしょうね。


 ちょっと抜けている人がバーゲン品を買い漁って忘れてしまうって、これと一緒で結構素晴らしいことなのではないかと自画自賛したある日の午後でした。

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